神奈川県海老名市に設置されたマルチパラメータレーダMP-X(2003年6月)。

 

MP-Xの位置と観測範囲。
●は神奈川県と東京都の地上雨量計ネットワーク。
○は気象庁のアメダス雨量観測点。

降雨の連続観測をおこなうために、MP-Xは2003年6月に神奈川県海老名市に移設されました。半径80kmのレーダ観測範囲には富士山や箱根、丹沢といった山岳地域と東京や横浜などの大都市がある平坦地形を含んでおり、同時に二つの異なるタイプの地形上の降雨分布を調べることができます。レーダ観測範囲には降雨量推定アルゴリズムの検証に利用できる既存の雨量計ネットワークが二つあります。一つは気象庁のアメダス雨量計ネットワークで、平均およそ17kmの間隔で設置された雨量計から10分毎の雨量データが得られます。もう一つは神奈川県や東京都が展開している雨量計ネットワークで、平均およそ5kmの間隔で設置された雨量計から10分毎の雨量データが得られます。

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