防災科学技術研究所では,豪雨による土砂災害の発生を予測するための研究を2000年からおこなっています。2003年にはXバンドマルチパラメータレーダ(MP-Xと呼びます)を神奈川県海老名市に設置して、降雨の連続観測を開始しました。観測から得られるデータは土砂災害だけではなく、雨や風が関係して発生する自然災害を軽減することにも役立てられます。この観測を通じて、次のようなことを目指しています。

高精度・高分解能の雨量分布の推定手法の確立
表層崩壊危険域予測や都市域の洪水予測のための降雨量データの作成
雨水量の3次元分布情報を用いた超短時間降雨予測モデルの開発
降水の微物理過程の理解
web上での降雨情報のリアルタイム公開

この ホームページ は降雨観測の概要と観測の初期の結果について説明したもので、内容は次のとおりです。

マルチパラメータレーダとは
新しい手法:R-KDP関係
レーダのタイプ

降雨減衰の影響を受けないR-KDP

マルチパラメータレーダによる降雨量推定の原理

500mメッシュの降雨情報

マルチパラメータレーダの観測パラメータ

地上の雨量計による検証

レーダ観測の概要

付録 - 防災科学技術研究所での気象レーダを用いた研究

特別に用意した雨量計ネットワーク

 

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このページの情報は2004年のものです。新しい情報は「Xバンドマルチパラメータレーダ」をご覧ください。